lasanta らさんた
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本日 福島民報新聞に掲載

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福島市の銀嶺食品工業(大橋雄二社長)とパン宅配の「ら・さんた」を運営するアーク21(鈴木勲社長)はマグロやイワシなどの魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエンサン)を配合したパンを開発し、四日から宅配による販売を始めた。

視力回復などに効果があるとされるDHAの加工は生臭さを和らげる技術が課題だったが、おからとともにパンに混ぜるアイデアで商品化に成功した。銀嶺食品工業は八年ほど前からDHAの健康に対する効果に着目、パンへの配合方法を研究してきた。

その取り組みを知ったアーク21の鈴木社長が今年六月、DHA研究を手掛けるエフビー(東京)を紹介。エフビーが食品素材として開発したDHAの液体を使うことで、パンの中に一定量のDHAを配合配合できることが分かった。その後、約三ヶ月にわたり、銀嶺食品工業は生臭さを和らげるための試作を続け、おからが有効であることを突き止めた。

アーク21が味、形などのモニター調査を行って改良を重ね、「DHA満点ドーナツ」(百六十円)の名称で商品化した。
販売初日は店舗によって午前中で完売するなど、消費者の反応は上々。大橋社長は「食文化を変えていきたい」と語った。
銀嶺食品工業は五日から三日間、東京ビックサイトで開かれる「食品開発展2004」にDHA配合のパンを出展する。

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