第3章 パンとの出会い 人への感謝

 サラリーマン時代、いつもパン屋さんの隣を通り、あの、なんともいえない美味しそうなパンの焼き上がった匂いをかぎながら、毎日通勤していました。そして、いつしか、パンの販売の仕事をしたい!と思うようになっていました。ある時、そのパン屋さんに面接に行ってみたが断られ、普通のサラリーマンを続けていました。
 その後、縁あって別なパン屋さんに勤めることになりました。そこは、自分の車を使ってパンの移動販売をする仕事で、完全歩合制でした。やったらやった分収入になるが、リスクも多い仕事でした。仕事を始めて、3ヶ月が経った頃、車が壊れてしまって、車を買おうか?買うとしたら何がいいか?と悩んでいた時、決断したのは、ある人からのアドバイスでした。
 「あなたは、大きくなる人です。今は、大変でも大きい車を買って仕事をしたほうがいい。もし、小さい中古の車(軽自動車)を買ってしまったら、小さい仕事しかできませんね。」 悩んだ末、新車のマツダボンゴを購入し、それからは、仕事を夢中でしました。

人への感謝  1991年6月 29才の私

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CONTENTS

幼いころの思い
仕事の原点と自営業へのあこがれ
パンとの出会い 人への感謝
人との出会い
楽しくなければ、仕事ではない!

ら・さんたのあゆみ その1
ら・さんたのあゆみ その2

編集後記