第5章 楽しくなければ、仕事ではない!
 仕事を始めてから、2年が過ぎた夏のこと。

 仕事に矛盾を感じ始めた頃でした。安いものをいっぱい販売する商売がよいか?それとも、良いものを真心込めて販売する方が良いか!?(当然、安くて良いものが1番良いのだが…・・)

 商売は、商品の値段で販売するのではない。
  生きたサービス! 
  お客様と、もっとキャッチボール(コミュケーション)ができる販売!
  もっと、お客様と情報を共有するには?
 
 つくる人・売る人・買う人が楽しくなくてはならない。
  楽しければ、こころが踊る!
  楽しいければ、明日への希望が生まれる!
  楽しいところには、清らかな流れ(空気)がある!
  仕事は、“楽だけどつまらない”より、
  “大変かもしれないけれど、楽しい
   仕事”がしたい!
思いは、だんだん強くなってきました。

 将来、自分の息子に、
   「お父さんの仕事、やってみないか!」
   「お父さんの会社に、就職してみないか!」と、
自信を持って言える仕事をしたい!
 もし、自分の子供に食べさせるなら、「お父さんの会社のパンを食べなさい。」と、自信を持って言えるパンを販売したい! 新しい形の会社をつくろう。

明るく、元気に、いきいきと”の願いを込めて、
   花と太陽とパンのマークの
   パンの宅配 ら・さんた が誕生!

 『私たちは、新しい形のパン屋です。

 新しい形の会社を作ろうと思ってから、2ヵ月後の1993年10月13日ら・さんたアーク21が誕生しました。

1993年 31才の私

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CONTENTS

幼いころの思い
仕事の原点と自営業へのあこがれ
パンとの出会い 人への感謝
人との出会い
楽しくなければ、仕事ではない!

ら・さんたのあゆみ その1
ら・さんたのあゆみ その2

編集後記